詰むや詰まざるや@与儀公園

先日与儀公園将棋サークルに顔を出した時に観客が盛り上がった局面。興味深い局面だったので局面を撮影、PCで解析してみました。

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局面図

先後不明なので図は手番側を先手にしてあります。居飛車対振り飛車から後手優勢に進行し、先手側は風前の灯。一発逆転を狙って詰ましにいきます。
私の読みは「先手玉はだいたい寄り、後手は逃げ間違えなければ詰まない……んじゃないかな」。野次馬は気楽なものです。

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読みと進行

当日の検討+ソフト解析を交えて手順を追いかけてみます。

初手4四角は第一感。6一玉と逃げるしかなくて、ここが悩みどころその1。
(ソフト解析では初手6三香打も候補にあがりますが、人間には相当指しづらい)

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私の読みでは5三桂打5?玉4一桂成から頓死筋がありそうだが、読み切れない。本譜もそのように進みます。
(実は5三桂打に5一玉は頓死。後手はそこまで読んで5二玉。さすがです)

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ここでうっかり同玉と成桂を払うと頓死です。私なら頓死していた自信がある。
後手はしっかり4三玉と逃げて、これで傍目からも詰みがなく後手勝ちに見える。

入玉されると勝ち目は無くなるので仕方のない3三馬。以下5四玉5五歩6三玉で先手投了(だったと思う)。

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ソフト解析

大会なら秒読みなので4一桂成を同玉と取って頓死もあるかもというのが観戦者の勝手な感想ですが、他に面白い筋はないか調べてみました。
(なのは詰め・柿木将棋の両方とも後手玉に詰みは無いと言ってますので、アヤシイ頓死筋を狙ってみます)

ソフトは激指13、やねうら王、Apery、技巧を使用。どれもあまり差はないのですが一応使ってみた。

まずは5三香車成。一見タダなのですが、同玉に6三桂打同歩に……

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8六角が王手龍取り。なのですが、同龍同歩以下先手玉に詰みがあります。残念。

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次に4四角6一玉5一香成同玉3三馬。5二玉が頓死ですが、それ以外は詰まない。

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他もいろいろ検討しましたが芳しくありません。本譜の進行で頓死狙いが最善でしょうか。

局面保存にスマホ便利

夜の与儀公園の街灯の明かりだけで撮影したのですが、隅々まできちんと写っています (iPhone 6 plusにて撮影)。
上の写真では不鮮明に見える持ち駒も拡大すればちゃんと見える。

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欲を言えば画像認識でPC入力できるといいんですけどね。それまではPCのマウスからポチポチ打ち込むことにします。