Labyrinthus – 世界コンピュータ将棋選手権参加ソフトを試してみる

シェアする

世の中には強いソフトを求める人も多いのだけど、私は私の棋力向上につながるソフトが欲しい。
私が苦手としている戦法を指してくれる、ほどほどに強いソフトが欲しいと常々思っている。

初級者が遭遇しがちな戦法を考慮していること

右四間飛車、筋違い角、アヒル(浮き飛車)あたりをなかなか指してくれませんよね。原始棒銀とか鬼殺しみたいなのも指さない。定跡本も極めて少ないので初心者は対策に困ります。

こんな将棋ソフトが欲しい






Labyrinthus

去るゴールデンウィークに開催された世界コンピュータ将棋選手権に出場したLabyrinthus。開発者の紹介文によると、私の苦手な筋違い角を指してくれそうです。

さっそく試してみました。PCはWindows 8.1、Core i7 4790 という今では普通の機械です。

ソフトの大きな特徴としては将棋ソフトしては(おそらく)初となる
筋違い角をメイン戦術とする将棋ソフトです。

Labyrinthus

またおそらく世界初となるであろう、筋違い角をメイン戦術とする将棋ソフトで、どこま
で勝負できるのかというのも個人的に興味があったりするところです。今回の選手権に向
けては、振り飛車の筋違い角も指せるように調整してきました。

WCSC25 Labyrinthusアピール文書(PDF)

筋違い角や相振り飛車を指してくれます

先手・後手どちらでも筋違い角にしてきます。私は先手番なら▲7六歩△3四歩▲6八飛と指すことが多いのですが、この時は筋違い角ではなくて相振り金無双になることも多い。どちらも指してくるソフトは少ないので、練習相手としてありがたいです。

20150507-labyrinthus-1

先手Labyrinthusの筋違い角。盤面反転して欲しい…

20150507-labyrinthus-2

後手Labyrinthusの筋違い角

20150507-labyrinthus-3

後手Labyrinthusの相振り飛車

棋力はどれぐらい?

将棋ソフトと指していて心折れるのは弱いレベルでもまったく勝てないこと。先崎学先生の言にもあるけど、負けてあげるのが良い指導者だと思う。
一番弱いレベルで試してみました。

20150507-labyrinthus-4

CPUのレベルは5段階から選べます

途中いいところまで行くことはあるのですが、コンピュータはミスを見逃してくれないので一手ばったりになりがち。よくある展開ですが、かなり悔しいです。

20150507-labyrinthus-5

十ン戦目にしてようやく勝てました

(私も含めて)初級者の練習相手には少々強すぎるかもしれません。

対戦将棋ソフトとして

単体で動くので将棋所のようなGUIソフトが不要なのはメリット。インストールも簡単でした。

  • 単体で動作する
  • 筋違い角・相振り飛車を指してくれる
  • UIが素敵(カッコイイBGM・戦型を喋る)

選手権参加ソフトをほぼそのまま公開していらっしゃるようですので、市販ソフトと比べると少々使いづらい点があります。
このあたりを改善して市販してくださるところがあるといいのですが。

  • 後手番の時に盤面反転して欲しい
  • 最後に指した駒の強調表示
  • ノータイム指ししない(低レベルのとき)
  • もう少し弱いレベルがあると嬉しい
  • 再戦を簡単に

筋違い角や相振り飛車の練習ができるソフトは少ないので、しばらくはLabyrinthusで遊んでみることにします。
(金開きとか鬼ごろしとか希少な戦法ばかり指すソフト欲しい…)

参考リンク