米長永世棋聖・ボンクラーズ電王戦感想
今回はニコニコ生放送にて生中継されていますが、twitterでも中継されてたりするので、twitter 引用を交えつつ感想を。
- 米長邦雄永世棋聖 vs ボンクラーズ プロ棋士対コンピュータ 将棋電王戦
- 先手ボンクラーズアピール文書(WCSC21)
- 後手米長邦雄永世棋聖
- 電王戦対決中!! 序盤は米長永世棋聖が有利か? 戦いの行方はニコ生を見よ!!
対局開始時間がボンクラーズ準備遅れ?のため20分遅れる。前日はB1,B2の順位戦が深夜まで行われていて設定作業ができなかったのかな?
(記者会見の際の説明によると、1台のサーバーブレードがディスクをマウントできなかったとか。前日に動作確認してたのに、ということらしい。何か身につまされるような話だな。担当者顔面蒼白だったろうなあ…)
人間同士なら、遅刻した側が遅刻時間の3倍を持ち時間から引かれるのですが(持ち時間)、今回はそのような取り決めがなかったらしい。初回でもあるし、難しいところですね。次回からは時間引かれるかもね。
使用機器は「いよいよ決戦迫る! 米長永世棋聖vs.ボンクラーズの将棋電王戦両者の思いとは?」によると、「富士通のブレードサーバーを利用します。大きさとしては小さい冷蔵庫くらいで、最大8台までサーバーをつなげられます」「結局6台のサーバーをつなげることにして」ということですので、これ 「PRIMERGY(プライマジー) ブレードサーバ BX400 S1 」ですかね。6台ってのがブレードのことだとすると12CPUなのかな? (6CPUかもしれない)。結構電気食うんですよね。将棋会館って古い建物だし、電気系統は弱そうですからねえ。(追記:NHKニュースにサーバー映ってました。BX400S1の縦置きっぽいです)
← amazonでも売ってるのだな、ブレードサーバー。amazonから買ってどうするんだろう(^_^;
追記:米長会長宅のボンクラーズが1秒間に170万手、今回のボンクラーズが1800万手、およそ10倍の局面を読めるということですので、10倍以上のCPU能力がありますね。「24はじめました: A級リーグ指し手1号」によると「(将棋倶楽部24に参戦しているボンクラーズは)マシン1台です。スレーブ1コア×5ノード。バージョンは違いますが、マシンパワー的には※会長宅PCとほぼ同じです」ということですので、会長宅では6コアのCore i7-3960Xあたりを1コア+5コアで使っているのでしょうか? ブレード側はE5607の2.26GHzを使ってるとすると、6ブレード*2CPU*4コア=48コア。10倍弱。クロック数はブレードサーバー側が遅いと思われるので、その差はキャッシュの大きさで取り返せているのか、はたまた会長宅のマシンはちょっと遅めなのか。このへんはもうちょっと情報でてこないとわかりません。
ちなみに読める局面数が10倍に増えると2手ぐらい深く読める計算になりますが、それはどう影響するんでしょうか。対局後記者会見の米長会長は「違いを感じなかった」と言ってましたが。
さらに追記:「電王戦観戦記 ほかではあまり語られない舞台裏」に詳細ありました。「ブレードサーバーは富士通の『PRIMERGY BX400 S1』」「6枚に抑えられた。サーバーブレードは、CPUが2つ載せられる『BX922 S2』を使用。CPUはXeon X5680(6コア/3.33GHz)、メモリーは24GB、64GBのSSD」とのことです。6ブレード*2CPU*6コア=72コアか。これなら10倍以上の能力になりますね。

初手7六歩に米長永世棋聖はまさかの6二玉。「将棋電王戦プレマッチ」のときにも採用し、惨敗していただけにまったく予想していませんでした。 これは「勝つにはこれしかない」というところまで追い込まれているという証拠でもありますね。将棋ソフト開発者のtweetでは:
意見が分かれていますけど、私は棚瀬さんに賛成だな。研究した結果、6二玉しかないと。面子よりも勝ち目を選んだということで、米長さんは現役の勝負師だと分かる。 ただ、この戦法は対人では使えないので、コンピュータ将棋のために こんな研究をするのは現役の棋士には難しいだろうと思う。来年の対戦者である船江さんはどうされるのだろうか?
追記:記者会見にて、「6二玉」はBonanza開発者保木さんの案だとの説明。そういえば、BonanzaのGPW2006発表資料に、評価関数の問題点として「61玉」が例として上げられているんだよね。単に定跡を外しただけではなく、ボナンザメソッドの弱点を突いた作戦だったということだ。
さらに追記:電王戦評価値・読み筋: A級リーグ指し手1号

中盤、ボンクラーズが一人千日手っぽいことを始める。コンピュータは良い手が無いと平気で無意味な手待ちをするんだよね。ここまで追い込んだのは素晴らしいと思う。ただ、この状態についても棚瀬さん、itumonさんの指摘が鋭い。
一瞬の隙をついてボンクラーズが攻勢に。これが隙だと分かるのはどのレベルなんだろうなあ。竜王は気がついてたのかどうかが気になる。
左図の局面では既に敗勢のようです。
もう、このあたりから解説の雰囲気が暗くなってました。コンピュータ将棋の解析だとまだまだですけど、プロ的には終わってるんでしょうね。
ニュースでは「プロ棋士が敗れるのは初」って書いてるところもあるけど、「元」だからね。現役辞めて8年経ってるし。
- asahi.com(朝日新聞社):将棋ソフト、米長元名人に勝利 正式対局で初 – 文化
- コンピューター将棋、米長邦雄永世棋聖を下す : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
- 米長永世棋聖コンピューターに敗北 NHKニュース
- 将棋:米長永世棋聖 コンピューターソフトに敗れる – 毎日jp(毎日新聞)
- 米長氏、将棋ソフトに敗北 永世棋聖も歯が立たず – 琉球新報
- 米長氏、将棋ソフト「ボンクラーズ」に敗北 – MSN産経ニュース
- 将棋ソフトは人間を超えた!? 「ボンクラーズ」が米長会長を撃破 | 日刊SPA!(ボンクラーズ写真あり)
- 永世棋聖の米長氏、将棋ソフトに敗北
- 米長永世棋聖、無念…将棋ソフトに敗れる (1/2ページ) – 社会 – SANSPO.COM
- 将棋ソフトは人間を超えた!? 「ボンクラーズ」が米長会長を撃破 | 日刊SPA!
- 米長永世棋聖「築いた万里の長城、穴が開いた」 電王戦敗北後の会見 全文(1/6ページ) | ニコニコニュース
- 電王戦観戦記 ほかではあまり語られない舞台裏
- 米長永世棋聖を下したボンクラーズの「計算力」:ニュース
- コンピュータ将棋協会blog » 第1回将棋電王戦はコンピュータ将棋が勝利、新時代へ
- 第1回将棋電王戦の一日を振り返る まるで巌流島の決闘 | 日刊SPA!
来年は5対5でやるとの発表!これはびっくり。船江さんはそのままで、他に4人。コンピュータ側はWCSC21独創賞の「なのは」が5位までに入ったら、でてくるんだろうか? また、同時に対局するとしたら「合計2800W制限」になるのかな? それはコンピュータ側がきつそうだけど。
リンク:
- いよいよ決戦迫る! 米長永世棋聖vs.ボンクラーズの将棋電王戦両者の思いとは?
- 「プロ棋士対コンピュータ 将棋電王戦」 第2回戦 対局者決定!! | イベント|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟
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- 第1回将棋電王戦、ボンクラーズが米長永世棋聖に勝利: 詰将棋メモ
- VANILLA’S DIARY: 電王戦にライター&インタビュアーとして
- 人間の徹底研究対自然体のコンピューター:いかに戦ったのか――「米長邦雄永世棋聖 vs. ボンクラーズ プロ棋士対コンピューター 将棋電王戦」を振り返る (1/2) – ITmedia ガジェット
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- 【米長邦雄永世棋聖 vs ボンクラーズ】プロ棋士 対 コンピュータ 将棋電王戦 告知PV ‐ ニコニコ動画(原宿)(あまりの…に一見の価値アリ)
- 【将棋】「ボンクラーズ」を遠山雄亮五段が徹底解剖part1【電王戦】 ‐ ニコニコ動画(原宿)
- コンピュータ将棋対策としての序盤戦の一考察
対局棋譜:
(kifファイル)
ボンクラーズによる形勢判断:


