初心者のための将棋入門書

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駒の動かし方から覚えたい・ハム将棋に勝てない方へ

初心者の方から、入門書に何を読めば良いかという相談を受けることがあります。有段者や上級者の方が勧める本は難しい本が多く、読んでいる途中で挫折することも多々あるようです。
実際、私も最初のころは近所の書店で適当な本を買ったら難しすぎて積読という経験を何度もしました。

入門者や私のように困っている方のために、私が参考になった本と、初心者からの評判が良い本を紹介します。

駒の動かし方から覚えたい方、「こまお」や「ハム将棋」に勝てない方、適当な本を買ってみたけど「これにて先手良し」って書かれてても、なぜ良いのかさっぱりわからない方へのお勧め本です。

以下、基本的な本からやや高度な書籍まで、やさしい順に紹介します。



書籍選択のコツ

  • 立ち読みして、筋が追えない棋書は買わない
  • 最初は分かりやすすぎるぐらいがちょうどいい
  • なるべく細かい手順ごとに図面が載っている本を選ぶ (マイナビのよくわかるシリーズなど)
  • 一問一答形式もお勧め(浅川書房の「指しこなす本」シリーズ、マイコミ将棋文庫の「ひと目の」シリーズなど

まず盤と駒を買いましょう

書籍には図面と指し手が書かれているのですが、脳内で盤面を動かすのは初心者にとっては苦痛です。5手10手先の局面まで進むことは到底できません。

手元に盤と駒を用意し、実際に駒を動かしながら学習することをお勧めします。PCやスマホのソフトを使って動かしても良いのですが、本物の盤駒を使った方が(脳のいろいろな部分を使うので)早く覚えられると思います。

盤や駒は材質や作りによって価格もピンきりですが、最初は耐久性のあるプラスチック駒とビニール盤が良いと思います(合計2000円ぐらい)。

将棋にハマったら良い盤駒を買いましょう。私は盤駒合計で2万円弱のものを使っています。

入門書・最初に読むべき本

羽生さんのみるみるをお勧めします。

駒の移動方法などの基本から、序盤・中盤・終盤の考え方まで、理路整然と書かれていて理解しやすいです。ある程度将棋が指せると思っている方でも、読んでみると得るものがあると思います。

このページを読んで購入された方の評判も良く、みなさんお勧めの本でした。まずこの本を熟読することをお勧めします。




こどもと一緒に将棋をはじめる本

お子様や入門者向けのドリルがあります。子供向けに見えますが、意外に大人の方の入門にも役立ちます。これらの教材は将棋教室でも使われていて好評です。
小学校低学年や入学前のお子様の場合は、保護者の方が一緒に読んであげると楽しく学習できます。

前項にて紹介した羽生さんのみるみると併用するとさらに効果的です。



入門の次は詰将棋

最初のうちは終盤の見落としで詰まされたり相手玉への詰めを逃したり、惜しい対局を落としていることが多いと思います。手っ取り早い棋力向上のために詰将棋で終盤力を強化することをお勧めします。

基本は1手詰から。1手詰だからと言って馬鹿にしていると、結構解けないものです。まずは、1手の基本パターンをなんども繰り返し覚えてから3手・5手と進みましょう。
無理して長手数の問題を解くよりも、簡単な詰将棋がひと目で解けることが重要です。

私は現在アマ三段ですが、今でも毎日5手詰めを解いています。通勤・通学の移動時間やトイレなどを利用して1日数問ずつ解く習慣を身につけると良いでしょう。


スマホアプリもありますので、移動中のちょっとした時間を使って練習できます。


序盤・定跡

序盤の定跡は数多くあるので、最初に何を勉強すればいいか、初心者には判断しづらいと思います。書店に行っても戦法名がわからなかったり、相手の指し手が何を意図しているかわからなかったり。その場合は、序盤だけを解説した本がお勧め。

序盤完全ガイドは NHK杯などの対局を観戦するときにも役に立ちます。




最初は棒銀戦法がお勧め

何か1つ基本的な定跡を覚えることで基本的な手筋や攻め方を学べます。

これから定跡を覚える方には棒銀をお勧めします。棒銀戦法は居飛車でも振り飛車でもあらゆる戦型で出現する戦法ですので、後々まで応用が利きます。攻撃力もあるので最初に覚える戦法として最適です。

居飛車系

振り飛車系

じっくり玉を囲ってから戦いたい・序盤に角交換されるのが嫌な方は振り飛車がおすすめです。特に四間飛車は攻守のバランスが取れていて入門向きです。


スマホアプリで覚えたい方には「羽生善治の将棋のお手本」をお勧めします。


ソフトで復習する

書籍を読んで戦法名やだいたいの方針がある程度わかってきたら、Webブラウザで対戦できるソフトと対局してみましょう。
将棋の遊び部屋はとても弱いです。これをクリアしたらこまおの10枚落ちに進みましょう。こまおの平手がクリアできればアマ15-20級程度の棋力があります。
ハムちゃんは6-10級程度の力がありますので、勝つのは大変だと思います。

スマホアプリの場合は、i羽生将棋の練習対局(とても弱い)か金沢将棋をお勧めします。金沢将棋は棋力がレベル1-100に分かれていて、弱い相手から強い相手まで揃っています。

手筋の本

うまい人と対局していると、歩を取らされているうちに いつの間にか不利になっていることがあります。上級者はこのような手筋(垂れ歩や継ぎ歩など)を駆使してきますので、これも覚えておきましょう。

いろいろな手筋を覚えておくと、ピンチを切り抜けたり、優勢を拡大したり、攻めを継続することができます。しかも なんとなくかっこいいです。

特に歩を使うことは多いので「羽生の法則〈1〉歩の手筋」だけでも読んでおくといいでしょう。私は この本のおかげで何度もピンチを切り抜けました。

ハム将棋に棒銀で勝てない方は手筋の習得が不足していると思われます。下記の記事も参考にしてください。

寄せ・終盤本

詰将棋はできるようになったけど、実践では「王手は追う手」になって逃がしてしまう方は寄せを勉強しましょう。

寄せが見える本」が半分読めればアマ上級者に近づいています。ただし、3手詰め~5手詰が解ける棋力がないと全てを読むのは難しいかもしれません。

おまけ:ハム将棋に勝てるようになったら

ハムに勝てるなら初級者の域は脱しています。棋書の選択にも困らないと思います。以下は参考まで 私が読んで参考になった本です。




大会にも出てみよう

身近に対戦相手がいない場合は将棋サークル・将棋大会への参加もおすすめします。
将棋をおぼえたての方も参加していますので、対局して楽しさを感じられると思います。

その他

浅川書房の本は、出版社のサイトで立ち読みできます。購入前に一読するといいかもしれません。
Amazonの電子書籍(Kindle)は試し読みできる場合があります。

将棋入門リンク

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