藤井猛九段の名著「四間飛車上達法」が第30回将棋ペンクラブ技術部門大賞を受賞
買った人みんなが良書と語る「四間飛車上達法」。これ本当に良い本で、四間に飛車を振ることは覚えた初級者から上級者まで参考になる名著です。
その「四間飛車上達法」が第30回将棋ペンクラブ大賞の技術部門大賞に選ばれました 👏👏
〔技術部門〕
大賞藤井猛
『四間飛車上達法』(浅川書房)
「四間飛車上達法」は何が素晴らしいのか?
初心者が将棋の入門書を読んだあとで困ることの1つが「序中盤の指し方(方針)」。見よう見まねで飛車先を突いたり角道を開け、駒を進めた次の段階でハタと困る。
仕方がないので初心者向けの定跡書を読んでうろ覚えで指してみるのだが、なんせ初心者、定跡を覚えられるわけもなく負けてしまう。相手も初心者だと双方定跡から脱線しまくりだ。それでも将棋自体は楽しいので勉強するのだがどうも腑に落ちない。定跡書も「これにて振り飛車良し」などと書かれているけど何が良いのかさっぱりわからない。
以上は、私の通った道ですが、同じような苦労をされている方も多いと思います。そもそも方針を書いた本自体が少なく、これまでは羽生竜王の「上達するヒント」がお勧めできる唯一の書籍でした。
そこに現れたのが「四間飛車上達法」。「四間飛車を指しこなす本〈1〉」を読んだ(覚えてなくても)初級者から上級者まで、四間飛車を指す上での方針を教えてくれる名著です。藤井九段の書籍は非常に論理的に書かれていて、将棋本に慣れていない大人でも読みやすいです。
なお、出版元の浅川書房のサイト(浅川書房/商品詳細 四間飛車上達法)から一部を立ち読みすることもできます。
- Amazon:四間飛車上達法
- Amazon:四間飛車を指しこなす本〈1〉
- Amazon:上達するヒント
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