藤井猛九段の新刊・復刊が出版されます

2017/12/05書籍, 藤井猛

世間ではまだまだ藤井ブームのようで、TVの年末特集でも将棋が話題になっているのをみかけます。将棋サークルや教室にも将棋を覚えたい子供が多く来訪していて、このまま将棋が盛り上がるといいなと思います。

さて、藤井ブームということなのか、なんと!藤井猛九段の新刊が出版されます。12月22日発売とのことですので、私は書い忘れのないように予約しました。書籍の内容紹介を見ると、私のように伸び悩んでいる人向けの本なのかな、と思います。

目次

第1章 対抗形とは何か──駒組みの基本と隠された仕組み
第2章 攻めについて――6七銀型と棒銀
第3章 一手争いについて――7八銀型と右銀急戦
第4章 主導権をにぎったら――持久戦と6六銀型
第5章 攻めエリアを拡大せよ――5六銀型と藤井システム

内容紹介

(前略)
たとえば「待つ」とはどういうことなのでしょう? 「振り飛車はここで▲4六歩と突いて待つ」という表現は定跡書などでよく出てきます。でも、▲5六歩と突いて待つこともあれば、▲9八香と待つこともあります。待ってはいけないケースも、もちろんあります。
あるいは逆に、居飛車が仕掛けるとき、すぐに攻めるか、もう少し待つか、という問題も出てきます。「待つ」というのはとても深い概念で、初めて定跡に出会って、すぐに腑に落ちるように理解するのは大変です。
(以下略)

追記:発行元の浅川書房のページにて一部立ち読みでるようになったので、私も読んでみました。この本、羽生永世七冠の「上達するヒント」に匹敵する名著になる予感がする。

立ち読みはこちら: 「浅川書房/商品詳細 四間飛車上達法」。

藤井九段の名著も復刊

新刊以外にも、藤井先生の過去の著書も復刊される予定になっているではありませんか! しかも2冊。こちらは2018年1月29日発売予定です。

もちろん私は両方とも持っているのですが、新刊も欲しいと思ってしまう。マイナビさんも商売上手です。

居飛車穴熊撃破―必殺藤井システム

1997年出版の本。本書は四間飛車藤井システム黎明期の本。藤井システム自体が未知の戦法だったころの書籍で、現在となっては少々古いかもしれません。実践編には藤井システム第1号局も掲載されています。
(左美濃対策は藤井システム―升田幸三賞受賞戦法の方が詳しいので、こちらも復刊して欲しい)

目次

第1章 対左美濃 藤井システム
第2章 対居飛車穴熊 先手藤井システム
第3章 対居飛車穴熊 後手藤井システム
第4章 実戦解説編

最強藤井システム

こちらは1999年、藤井先生が竜王を奪取した半年後に出版された本です。実践編には谷川竜王からタイトルを奪取したときの棋譜も掲載されていて、藤井先生の終盤の強さが感じられます。しかも表紙には藤井竜王の写真。これがまたかっこいい! 表紙だけでも買いです。

目次

第1章 定跡編(先手藤井システム後手藤井システム)
第2章 実戦編(藤井猛六段‐羽生善治四冠戦
藤井猛六段‐羽生善治四冠戦
藤井猛六段‐富岡英作七段戦
藤井猛六段‐深浦康市六段戦
藤井猛七段‐深浦康市六段戦
屋敷伸之七段‐藤井猛六段戦 ほか)

書籍, 藤井猛

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