詰将棋の難易度を調整する

将棋入門, 詰将棋

将棋の棋力向上のためのトレーニングには様々な方法がありますが、その1つとして、詰将棋を解くことを日課にしている方も多いと思います。私も毎日少しずつ解いています。

最初は簡単だと思っても1手詰めから。将棋を始めたばかりの方には1手詰めでも難しいものです。


難易度をコントロールする

毎日問題を解いていれば、1手詰めはひと目で解けるようになっているでしょう。この時点で3手詰めにレベルアップするのも良いのですが、他の方法でも難しさを調整できます。

タイムアタック

なるべく短い時間で全問正解することを目指します。最初は10分以内に何問解けるかを記録します。一時期流行ったレコーディングダイエットと一緒で、記録をすることで自己の棋力の向上度合いが把握できますし、やる気の維持にも繋がります。進捗をグラフに描くのがおすすめです。

1手詰ハンドブックの問題全部を30分程度で解けるようになるのが次の目標です(300問ありますので、1問6秒です)。こちらもグラフ化して記録向上を目指しましょう。

上下をひっくり返す

問題の上下をひっくり返して解いてみましょう。受け側の立場になると少し難しくなります。これが解けるようになると、対局のときにトン死する危険を減らせます。

(1手詰なのに意外に難しく感じます)

脳内で解く

問題を見ながら解くのではなく、記憶して脳内で解きます。最初から問題を覚えるのは難しいので、盤と駒を使って問題を再現するところから初めてください。

協力してくれる人がいる場合は、問題を読み上げてもらいましょう。非常に難しくなります。例えば上の問題なら「玉方2二金、3二玉、攻め方2四歩、3四歩、4四歩、5三角、持ち駒は金です」と読み上げてもらい、それを解きます。友達同士で交互に読み上げて解くのも楽しいです。

さらに盤面をひっくり返すと一層難しくなります。

手数を伸ばす

これらの方法で解けるようになったら、手数を伸ばしてみましょう。長い詰将棋を解くのは面白いのですが、日々のトレーニングは短手数の詰将棋で十分です。私は5手詰めを日課にしています。

気分転換に少し長い手数の詰将棋を解くのも楽しいものです。いろいろな方法を試してみましょう。

Enjoy!

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