第13回文部科学大臣杯小・中学校将棋団体戦を見学

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5月は学生大会が行われる月。 掉尾を飾る小・中学校将棋団体戦を見学してきました。

本大会は小学生・中学生による団体戦。同じ学校3人1組でチームを作って戦います。同一校から複数チームの参加も可能。

優勝校は沖縄県代表として西日本大会に派遣され、上位2チームはさらに決勝大会へ出場できます。沖縄県の学校では一昨年の第11回小学生決勝大会4位が過去最高です。


団体戦出場まで

通常の個人参加大会と異なり、団体戦は参加メンバーを集めるのが一苦労。将棋が盛んな学校・地域からは複数チームが出場しましたが、そうでもない学校は大変だったようです。

私といつも対局してくれる小学生達の学校では3人目が決まったのが大会直前ギリギリだったり、メンバーを集めきれずに出場できなかったり。小学生の場合は親御さんの日程も関係してくるので、早期の告知が必要だと思う。

今大会参加校の中にも2名で戦ったチームもありました。2名参加の場合、不戦敗1が付き、2名全勝でないと勝ち進めないシビアな戦いを強いられます。

(上位3チームは豪華トロフィーがもらえるのも魅力です)

大会参加者

今大会は小学校23チーム、中学校9チームの合計32チーム96名の参加(2名しか来ていないところが少なくとも2校あったので実参加者は94名?)。小学生の参加が増えているのは良い兆しだと思います。

2010年大会が33チーム99名、2011年大会が34チーム102名参加でしたので、惜しくも記録更新ならずです。
(過去の大会の報告があったブログが消えてしまっているので、2009年以前、2012・2013年は参加者数不明です。第3回大会も九州では福岡大会(34+28チーム)に次いで多かったそうです)

大会の様子

団体戦でも普段の大会と同じく予選リーグ(2勝通過・2敗失格)と決勝トーナメントに分かれています。

応援にいった小学生チームは、10級程度の子が2名と将棋を覚えて2ヶ月の子がメンバー。初戦に優勝候補(全員有段者)と当たってへろへろになりますが、2回戦・3回戦では見事に勝利。2勝1敗で予選通過です。

決勝トーナメントでは予選で負けた強豪チームに再び当たってまたも0-3。敗因はクジ運⁉︎ それでも、初参加者2名で全員1勝できたのは自信につながったと思います。これは団体戦の妙味ですね。普段の大会よりも棋力がバラける傾向があり、覚えたての子や普段は同級生との対局しかしていない子でも参加すると楽しいと思う。

昼食

宜野湾市民会館は近所には食事できるところが少ないしコンビニも遠いので、意外に昼食で悩みます。

食事時間も少なかったので近くのユニオンに行ってお弁当購入。市民会館まえの広場で小学生と一緒に弁当食べていると、遠足に来たような気分になります。

棋譜取りしました

小学校と中学校の決勝戦がほぼ同時刻になったため、全6局が同時進行することに。棋譜を取る人が足りないということでお手伝いしました。小学生はノータイム指しするだろうから、中学生強豪の棋譜を取ることにしたのですが、それでも序盤がハイペースで進んでノータイム指しもしばしば。彼らは自分の指した対局は覚えているので感想戦しつつ棋譜を仕上げて提出しました。勉強にはなるのですが、疲れます。

棋譜を取ることには3つのメリットがあると思います。

  • 他人の対局を真剣に見て勉強する機会になる
  • 局後に正確に感想戦を行える。コンピュータにかけることも可能
  • 弱い頃の棋譜を保存しておくと、後に振り返って、自分の棋力向上を実感できる

将棋クラブなどで人数が奇数になったときは1人溢れてしまいますが、そんなときこそ棋譜取りにチャレンジしてみると良いと思う。

畠山八段・高田七段の指導対局

大会にはプロ棋士の畠山八段・高田七段が来られて、指導対局が行われました。惜しくも負けてしまった子供達もプロから直接指導を受けて大喜びです。

前回都成四段に8枚落ちで勝たせてもらった小学生は今回は7枚落ちで対局して1勝1敗。勝たせて伸ばす先生・敗局から教える先生と、プロの指導方法の差を見ることができて私も参考になりました。

首都圏や関西と違ってプロ棋士が来訪する機会は少ないので、子供達にはなるべく指導対局を受けて欲しいと思います。

雑感

記事冒頭にも書きましたが、団体戦はメンバー集めが大変です。特に小学生の場合は親御さんが送り迎えする必要があって、直前では都合がつかない方も多いと思う。数ヶ月前から日程と参加方法を周知すれば、もっと人数は集まるように思います。学校経由だと生徒まで届いていなかったり…… PDFでも良いので、さなる杯のような事前案内パンフレットは欲しいところです。

参加チームが多かったり来賓が多かったこともあって、対局開始が11時前になったのはちょっと残念。9時前から待っていた親子は2時間も待たされたことになります。
(4月のアマチュア竜王戦から受付開始時間が30分繰り上がって9時になったのに、対局開始時間はさほど早くなっていないのよね)