形勢判断力を鍛えるWeb問題集「将棋形勢判断」
棋力向上のためには問題を数多く解くことが大切です。終盤なら詰将棋や必死問題。序中盤は次の一手問題など。
ところが、問題を解いて鍛えように大局観(形勢判断)については問題集がありません。入門書にも「駒の損得、玉の固さ、駒の働き、手番」で判断するように書かれていて大事だとわかっているのに、問題集だけが存在しませんでした。
その形勢判断をWeb上で出題してくれるサイトができました。その名も「将棋形勢判断」
将棋形勢判断
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https://shogi.revinx.net/
問題の解き方
ブラウザで「将棋形勢判断」のサイトを表示するだけです。最初の1度だけ説明文が表示されますが、2回目以降はすぐに問題が表示されます。下図で赤く塗られているのは最後に動いた駒(あるいは打った駒)です。
問題図を良く見て、どちらが優勢かを選択肢から選びます。先手勝勢・先手有利・互角・後手有利・後手勝勢の五択です。
上記の図だと後手玉は3二角成から寄りそうなので、先手勝勢を選んでみました。
あら残念。正解は後手勝勢だそうです。私と同じく先手勝勢を選んだ人が30%以上居るようです。意見が分かれる難しい問題だったようです。
後手の8六飛に先手3二角成が必至だと思うのですが、もしかしたら先手玉が詰むのでしょうか? さっぱりわからない。誰か教えて。
スマホでも使えます
Webブラウザ(SafariやChrome)で「将棋形勢判断」のサイト https://shogi.revinx.net/ を表示すれば、スマホでもチャレンジできます。下図はiPhoneのSafariでの表示。ボタンが大きいのでスマホでの操作も楽々です。
問題はどうやって作っているのか
説明に書かれているように「(コンピュータ将棋同士が対局する)floodgateの棋譜に現れた局面」を「2017年上半期のelmoで1手1秒の解析」して表示しているそうです。解析時間は1秒ですので、もしかしたらコンピュータの判断ミスがあるかもしれません。そこは要注意。
私にとっては、コンピュータが深く読みすぎていて解答が理解できない方が困りもの。詰みがあるとか、必至とか、解答の解説があるとより良いのですが。そちらはバージョンアップに期待ですね。
なお現バージョンでは正解手順が1手しか表示されないので、入門者・初級者には不向きだと思います。勉強になるのは段位者以上かな?
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