駒落ち戦のすすめ(1)
毎週末の将棋部活動に初心者が参加するようになり、駒落ち上手を持つようになった。意外に楽しく、上手も勉強になると(今では)思う。
そんな私も少し前までは駒落ちは喰わず嫌いだった。
駒落ちに対する思い込み
私は駒落ち下手を指したことがほとんどない。将棋を覚えたころの対戦相手は同レベルの弱さだったので、特に駒を落とす必要もなかったのだ。
父から将棋を習ったのだが、父も素人だったのでいつも平手で指していた。戦前や復帰前は日本将棋はあまり普及していなかったので、将棋の指せる大人は少なかったと思う (もしかしたら
囲碁も習ったのだが、こちらは置石しても勝てなくて嫌になってしまった。これだけ置いても勝てないのだ(星目風鈴中四目)。19路盤は広すぎて少しぐらい地を作っても負けてしまう。
大人になってからネットで9路で指してみたが、こちらはなんとなく指せる気になる。私が子供のころに9路盤があれば、もう少し上達して親孝行ができたかもしれない。
駒落ちについても置石同様に、落としても負けるようなら嫌だし、落として勝っても面白くなさそうなので敬遠していた。ネット将棋でも大会でも同じ棋力の人と指すので平手でも困らないし。
小学生がやってきた
毎週将棋を指している焼き鳥屋でも、大人同士なので平手で指している。D級から三段まで平手なのだからよく考えたらひどい手合いなんだけど、ビールが入ると意外に良い勝負になる。
そんな場所に小学生も参加するようになった。最初は駒の動かし方もわからないのでどうぶつしょうぎから。囲碁の9路盤が入門に向いているように、どうぶつしょうぎも将棋入門に向いているように思う。簡単そうに見えて奥が深く、大人も真剣に遊べるのが良いと思う。
「駒落ち戦のすすめ(2) 実は上手の勉強になる」へ続く。
参考
駒落ち上手の指し方は駒落ちのはなしが詳しいです。上手向けの本はほとんどない。
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