駒落ち戦のすすめ(2) 実は上手の勉強になる

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(承前) 毎週末の将棋部活動に来るようになった小学生。将棋はまったく知らない。大の大人が真剣に指しているのを面白そうとは思ってもらえたのかな?

まずは私の手持ちのどうぶつしょうぎで遊んでもらった。どうぶつしょうぎは覚える駒は少ないし、絵も可愛いし、入門には最適なゲームだと思う。


どうぶつしょうぎの次が難しい

囲碁であれば9路から13路、19路と自然に拡張できるのだが、将棋はどうぶつしょうぎの次が難しい。どうぶつしょうぎシリーズにはごろごろどうぶつしょうぎという中サイズ版とおおきな森のどうぶつしょうぎという将棋の駒を置き換えただけのフルセット版が存在するのだが、これを買ったほうがいいのかどうかは悩ましい。

本将棋を指すことが最終目標だとすると、さっさと本将棋に移行したほうが良いようにも思うし。この辺りはいまでもどうしたほうがいいのか私にはわからない。教える側が時間をかけられるなら最初から本将棋(駒落ち)を始めた方が良いように思う。

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(ごろごろどうぶつしょうぎ)


おおきな森のどうぶつしょうぎはフルセットなので覚える量は本将棋と同じだし、すでに将棋を覚えてる大人は駒の変換に頭を使うのが大変だったりする。

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(おおきな森のどうぶつしょうぎ)


駒落ち体験

そんなある日。小禄の那覇将棋サークルに遊びに行ったところ、いきなり駒落ち上手対局をお願いされました。6枚落ち。面食らいつつ指すと、これが意外に面白い。
上手からみると、初心者がどこで悩んで間違えるのかがわかるし、いかに相手に間違わせるように指すかという練習になりました。

那覇将棋サークルに行ってきました

上手側を持つと金駒(特に金)をうまく使って攻めをいなさないといけないし、戦力不足なので歩の手筋とと金作りが重要になる。玉を固めて大駒を捌く四間飛車とは違った世界です。

駒落ちは上手が勉強になる

駒落ちは下手に対して上手がハンディをつけて「遊んであげる」ものではなくて、上手が上達するための訓練にもなると認識してからは上手を持つのは苦にならなくなりました。

特に歩の手筋ですね。なにしろ6枚・8枚落ちだと玉と金駒と歩しかないので歩をうまく使わないと負けてしまう。大駒や桂香もないので歩の手筋に集中して考えられる。

次は金で厚みを作る練習かな。私は最近四間飛車4一金型〜3二金型を試していますが、駒落ち上手をもったお陰で少し金の使い方がうまくなった気がします。

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駒落ち戦のすすめ(3) 覚えたての人は果てしなく初心者である」に続く。

参考リンク