週刊将棋電子版を購読してみた(電子版2種類比較)

2012/12/24新聞, 電子書籍

code:1281682503 当地沖縄では週刊将棋は売ってないので已む無く定期購読していたのですが、電子版に乗り換えることにしました。都内では土曜日に発売されているのに、郵送でこちらに届くのは翌週の月曜日~火曜日。たまには水曜日に届いたりするので遅れも気になりましたし。

毎週買うほどでもないというのも大きいかな。話題になる対局があるときだけ選んで買えるのも(定期購読にはない)電子版の利点だと思います。

週刊将棋の電子版は NewsMediaStand版と e-SHINBUN版の2種類あります。どちらも1部300円と割安なのですが、調べてみると細かいところに差がありました。

週刊将棋電子版比較

以下に差をまとめてみました。ちなみに紙版は1部330円、定期購読は8,580円/6ヶ月です。電子版の方が安いですね。

NewsMediaStande-SHINBUN
価格
(1部売り)
300円300円
定期購読3300円/3ヶ月(なし?)
バックナンバーなし2012年5月30日号からあり
購読可能期間1年間不明
利用可能環境Windows XP/Vista/7,
iPhone,Android
Windows XP/Vista/7/8,
iOS,Android
同時利用台数スマートフォンのアプリでは、
最初にログインした一台のみ
(機種変の際は要連絡)
2台(リセット可能)
PC閲覧方法IEからブラウズ専用アプリ(要インストール)

決済方法クレジットカードのみBitCash,WebMoney等で
ポイントを購入

週刊将棋電子版の制限

さて、電子版には紙にない謎の制限があります。

NewsMediaStandのページには「ご購読された媒体は、毎週発行の最新号から過去1年前までの期間でご覧頂くことが出来ます」という注意書きがありました。念のためメールで問い合わせてみたところ「1年間のみのご購読となります。期間が過ぎますと、閲覧は出来なくなります」とのことでした。強制的に1年で捨てられてしまう古新聞状態。

e-SHINBUNはダウンロード期限があり、利用規約によると、「1度ポイントを使用したファイルは購入履歴を参照し何度でもダウンロード出来、再課金を行わないものとします。購入履歴の保存期限は原則として過去半年間とします」とのこと。ダウンロードしてBookendのWebサーバーに保存しておけばいいので、この制限は実質的には気にならない……といいなあ。実際に半年以上使ってみないと評価できない制限かもしれない。

どちらもアカウント登録は無料ですし、お試し版が用意されていますので、自分のPCで読めるか試されると良いと思います。特に e-SHINBUN の2台制限やリセットはわかりにくいので要事前確認。

あと、画面キャプチャが制限されているようで、残したい部分だけの保存版を作るのは無理そうです。うーん、残念。連載記事をまとめ読みしたいんだけどなあ。連載部分だけの電子版を安くだしてくれないかな?

この手の制限は、読み捨てる媒体(新聞)だから辛うじて許されそうな範囲で、雑誌や書籍なら買う気がなくなる制限ですね……

追記: iPhone版bookendアプリは画面キャプチャすると警告が出てアプリ再起動を促されるのですが、bookend アプリがバックグラウンド動作しているときに普通に写真を撮影しても警告されます。ちょっとお粗末な感じ。

電子版の発売日は月曜日午後一?

両方を比較した結果、私は e-SHINBUNの方を使うことにしました。NewsMediaStandは 1年で読めなくなるのが納得いかないし、e-SHINBUNなら2台まで読めるので PCとiPhoneで読むつもり。

週刊将棋12月26日号・1月2日号 | 将棋編集部」。米長永世棋聖の追悼特集であり年末年始合併号が出たので、さっそくこれを買うことにしました。

週刊将棋編集者Twitterによると12月22日(土)の14:31にブログ(週刊将棋12月26日号・1月2日号 | 将棋編集部)が更新され、記事目次が掲載されました。

しかし、電子新聞サイトに12月26日号が出てこない。e_SHINBUNのTweetを見ると、概ね発売日の2日前の13時過ぎに「絶賛発売中!」になるらしい。実際、12月26日号は、12月24日月曜日の13:06ごろ購入可能になりました。

将棋会館では土曜日の夕方には買えるようですから丸2日ほど差があります。もしかして首都圏の駅売りも月曜日午後なのかな? 月曜の午後一だと郵送の早い場合と入手できる日は一緒ですね……
追記:コメント欄にて教えていただきました。都内でも月曜日発売のようです)

実際に買ってみた

 BitCashを使うのは初めてでしたが、クレジットーカードで買うのは実に面倒くさい。たぶん、コンビニで買った方が楽です。

とりあえず1000円分(+10%)買ったのですが、300円の倍数になるように買えば良かったかな…

面倒くさい点

  • BitCashを買うのに使えるクレジットカードが制限されている(3D認証というのが必要らしい)
  • クレジットカード番号を登録しないといけない(めったに使わないだろうから、BitCash購入後にカード情報を削除しました)
  • BitCash側に表示されているひらがな16文字を4文字ずつ4回コピペしないといけない




購入画面。ページ単位で分割ダウンロードもできるようです。





一括ダウンロードすると結構でかいです。このあと、Web書庫へアップロードが必要ですので、さらに時間がかかります。
(e-SHINBUNサイト → PCのbookendクライアント → Web書庫 → iPhoneなどでダウンロード、という順序になっているようです)

 無事に iPhone に移動できました。この時点で PC・iPhone の2台にダウンロードしたことになり、購読台数の上限となりました。

買った新聞は左のように一覧表示されるのですが、これ1年分たまったら閲覧が面倒くさそうな気がする。やっぱり、読み捨てメインなんだろうな。

画質その他

iPhone5 縦持ちだと細かい字は読めないので、拡大して読むことになります。横持ちだとぎりぎり読めるぐらい。iPad なら問題なく読めそうですが、iPhoneだと少しきついですね。

将棋世界の電子ブックのように盤面が動いたりはしませんが、まあこれは仕方ないか。将棋世界のように10日遅れになっても困りますし。

プロテクトがかかっているせいか 紙送りはやや遅めです。複数のページを参照したいとき(詰め将棋の回答を見るときなど)は、少々気になります。

デフォルトでは左綴じになっていて、ページをめくる方向が紙と逆です。設定で変更できます。

電子版週刊将棋を安く買うには

e-SHINBUNから電子新聞を買う場合は、BitCashまたはWebMoney→e-SHINBUNポイント→週刊将棋という流れで購入します。利用規約に書かれているように1000円分以上ポイントを買うとBitCash経由なら10%、WebMoney経由なら6%のおまけが付くので、紙版よりもさらに安く買えます。

WebMoneyを買うときはポイントが付くところで購入すればその分さらに割安になります。例えば、楽天のソフマップで【送料無料】WEB MONEY 5000を買えば1%戻ってきます。実は、ネットを検索するとさらに安く売ってるところもあるのですが、どう考えても怪しいのでここでは紹介しません(私も使う気にならないし)。 なお、BitCashの安売りはオークションか怪しいところしかないようだ。素直にコンビニあたりで買うのが無難だと思います。

← 楽天ソフマップで売ってる5000円分のWebMoney

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