第69回全日本アマチュア名人戦沖縄県予選大会に参加しました
今回は沖縄市で朝0930受付という大会。朝が弱いので一人では行かなかったと思いますが、一緒に参加してくれる仲間がいたので頑張って行ってきました。
大会の詳細は「【将棋大会情報】全日本アマチュア名人戦沖縄県予選: 沖縄将棋@支部連合会」をご覧ください。
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←大会で使われていた盤と駒。
大会の概要
沖縄の大会は強さの順にS,三段,A,B,C,Dの順にクラス分けされています。各クラスで3位以内に入賞すると上のクラスに進級。
それぞれ予選リーグ(4人単位、2勝通過)と決勝トーナメントがあります。今回はB級で参加。
将棋倶楽部24のレーティングだとDが250点、Cは400点、Bは700点ぐらいでしょうか?
(追記:Cが300点、Bが500点ぐらいでもいいような気がします)
事前準備
前回大会では対戦相手がほぼ全員振り飛車党だったので、相振りばかりの対局になりました。
(幸い、藤井信者の私はバイブルを読んでいたお陰で前回はうまく指すことができました)
参加者の傾向をいつもの焼き鳥屋の面子(B級)に相談します。C級と違って居飛車が多いようなのでそれに合わせて練習。
幸運にも、近所の居酒屋の店主2名も将棋好きで店内に盤駒を置いてあるのがわかったので、そちらにも通って対局をお願いしました。
みなさん居飛車党なので練習相手には困りませんでした。というか、なぜ振り飛車党いないのよ。藤井先生ファン増やしたいです。
当日朝
今回は3名で出場。B,B,D級。D級の方は午後からの出場なのですが応援も兼ねて朝から来てくださいました。感謝。
B級らしき人の練習将棋を偵察すると、やはり居飛車多数。対抗系になりそう、ノーマル四間だとまずいかな、という感じです。
前日の焼き鳥屋での練習しすぎで二日酔い気味なので水分補給。トイレが近い。
以下、細かい局面は覚えていないので、応援の方が撮影してくださった盤面をもとに捏造記述します。
予選リーグ一回戦
たまたま偵察してた方に一回戦で当たりました。振り飛車相手でも居飛車飛車先不突矢倉党。
向こうから攻めてこない(飛車先不突)ので、三間飛車から捌くことにします。
相手の方は平美濃から矢倉に囲っていたと思います。こちらは石田流本組み。
こちらの1三角の先に7九玉がいる局面から捌きます。角出が王手になるタイミングでうまく捌いて駒得。
そこから少し進んだ局面。手番は私(下側)だと思う。
駒得になってはいるけど、どう攻めるかという局面。うろ覚えだけど端に手を付けて桂馬跳ねたんだっけなあ。
終盤寄せ損なってグダグダになった記憶はあります。なんとか勝てました。
予選リーグ二回戦
ノーマル四間飛車から平美濃に組んでいたら、相手は右玉になっていました。
ネットでも時々右玉に当たるのですがいつも苦戦してます。振り飛車側から捌こうとしても玉が硬くて捌けない。こちらが四間飛車なので尚更です。
飛車先の小競り合いをしたあとで、お互いに金を繰り出した局面。平美濃の金を崩すのはもったいないですが、角筋が強くて金でないと受けにくい。
玉型の差があるので、飛車交換できれば打ち込んで勝てそうなので何度も飛車を押し売りするのですが、相手にしてもらえません。
最後は押し売りに疲れて?飛車交換していただいたので敵陣に打ち込んで勝ち。
二連勝で予選突破です。
一緒に参加した方も無事決勝進出。お互い目標達成です。
昼食休み
午前からの参加者には弁当が支給されます。いわゆるうちなー弁当。400円かな? 量が多くて高カロリー。おっさんにはつらい量です。
ご飯のおかずにスパゲティという炭水化物攻撃。ご飯の上にもおかずが載ってて味が染み込んで美味しいんですけどねえ。
今回の大会会場は街から少し離れているので弁当支給はありがたいのですが、小ぶりの250円弁当も選べると嬉しい。
(ということで、以下の午後の部は胃に血液が行ってて記憶うろ覚えです)
決勝トーナメント一回戦、二回戦
予選通過16名で決勝トーナメントです。二連勝だからシードかな?と思ったら世間は甘くなかった。
一回戦・二回戦の内容ほとんど覚えてないです。ごめんなさい。
対抗系から捌いたのと、相振り(相手四間、こちら三間)から乱戦になって中段玉を詰ませたようなかすかな記憶がある。
今回は対局時計が予選から入っていたのですが、午後になって押し忘れしまくり。胃に血が行ってます。
(対局時計に慣れるために、焼き鳥屋の集まりで買おうかという話もでました。結構いい値段です)
決勝トーナメント三回戦
前回大会で王手飛車を食らって負けた方との再戦です。某高校将棋部長。正直勝てる気はしません。
前回はノーマル四間飛車に組んだら二枚銀で上から押しつぶされました。角が負担になった覚えがあるので、角が捌ける戦型(角交換四間飛車)を目指します。
の、つもりだったのだが、どうしてこうなった。
手の行きがかり上ダイレクト向かい飛車っぽい戦型になって、そこから角交換、お互い馬を作りあったあとに飛車先を押し込んで勝ったような気がする。
部長は高校生になってから将棋始めたとのこと。若い人は上達が早くて羨ましいです。
決勝戦
気がつくと決勝戦です。ずいぶん運に恵まれてここまで来た気がしますが、決勝戦でそれが爆発。
決勝戦は強い方がずっとそばで棋譜を取ります。その方が終局後に一言「何度も詰んでたね」。
え?
棋譜を再現しつつ感想戦してたら、100万回死んだ猫状態。
こちらは詰んでいないつもりなので自信満々に指してたら相手の方が勘違いされたようです。
こんな棋譜残してしまって済みませんです。
(棋譜いただいたのですが、敢えて掲載しません)
次回からA級参加だそうです。まったく勝てる気がしないのです…
大会会場にて
ここ数年の子供将棋ブームを反映してか会場には小学生が多数。中にはS級で戦っている子も。
対局中は親御さんが遠巻きから見守っておられます。
対局の合間やお昼休みは練習対局をしている人が多いのですが、中には棋譜並べをしたり棋書を読んでいる方も。
ひと目の手筋、鈴木大介先生の本を見かけました。ひと目の手筋は私もオススメ。
あちこち偵察してたら「あなた ず’s 将棋の人でしょ?」と聞かれました。バレバレですね。
更新を楽しみにしてくださってるそうですので、頑張りたいと思います。
戦い終えて
終了後、いつもの古波蔵の焼き鳥屋で祝賀会。
対面で将棋を指すようになって良かったのは色々な戦法が試せること。
ネット将棋を指していると「負けたらレーティングが下がる」のでメインの戦法しか指せない。
焼き鳥屋の面子は棋力もバラバラなので、こちらが明らかに強い場合は普段使わない戦法(居飛車とか)で練習しています。
おかげで戦法の幅が広がって、対右玉戦でも我ながらうまく指せたような気がします。
今回運良く勝てたのは、焼き鳥屋の仲間のおかげだと思っています。みんなありがとう。
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