第42期久留米王位戦沖縄県将棋大会に参加
去る3月24日に行われた「第42期久留米王位戦沖縄県将棋大会」に参加しました。大会の全結果は既に「【将棋大会の結果】久留米王位: 沖縄将棋@支部連合会」に掲載されています。
大会の概要
西日本新聞社主催、琉球新報社共催の大会です。沖縄県代表選抜戦の上位2名が2019年5月19日(日)に行われる第42期西日本久留米王位戦に派遣されます。
第38回までの沖縄県勢の成績は下記サイトに掲載されています。
当日朝
ここ数日は寒の戻りがあって寒い日が続いていました。大会当日は少し暖かかったのは幸い。前回の支部名人戦のように暑くて汗をかくような天気に比べれば、将棋日和かもしれません。
予選リーグ一回戦
最近当たったことがある子と。後手番。7六歩3四歩6六歩に3五歩で相振りの展開。前回は相振り左玉だったよな、攻めにくくて負けたんだよな、と考えながら指してたら大ポカで飛車銀交換の駒損になってしまう。我ながらひどい。
駒損なのでやや無理気味に攻めたのですが、全部丁寧に受けられて大差。どうしようもないですね、これは。
金一枚で受けられてしまうのは何かおかしいので、攻め方を工夫しないといかんです。
負けて0勝1敗。
予選リーグ二回戦
常連の方と対局。先手番。またしても相振りで、7六歩3四歩6六歩3五歩と前局の先後が入れ替わった形に。この形は後手から先攻されやすく、本局も後手が3筋から飛車先交換をしてきました。
ここで普段の私なら大人しく3七歩を打って受けているのですが、「そういえば杉本先生の本に受けずに矢倉に組む順があったよなあ」と良からぬことを思い出して、8八飛と振ったところで3六歩と垂らされて「さてどうするんだっけ?」。困るぐらいなら素直に3七歩打てよという話なのですが、何を考えていたのか。寝不足で頭が回っていなかったのだろうか。
振り飛車向けコンピュータ将棋(NNUEKaiXF)に上の局面を喰わせると2八銀や3八金(!)で200点ぐらい先手いいのですが、落とし穴が多いので指しにくいんですよね。案の定駒損になって攻め込まれるのですが、中盤なんとか盛り返して勝つことができました。
上図が投了図。今見てみると8五歩とか9五歩とされたら紛れていたかもしれません。
1つ勝って、1勝1敗。3戦目に挑みます。
予選リーグ三回戦
三回戦は最近S級に上がってきた子と。大会で当たるのは初めてだなと思いつつ振り駒して後手番。右四間飛車対四間飛車の対抗形になりました。この形は最近指すことが多いので、調子よく指していたらなんかおかしな局面に。あれれと思っている間にあれよあれよと寄せられてしまいました。時間余りまくりで負けたのはひどかった。相手が早指しだと釣られちゃうんだよね、と言い訳しておこう。
右四間飛車って破壊力がある上に居飛車側が細かく手順を変えてくるので、受け損なうと即死級なんですよね……
ちなみにコンピュータ将棋を相手にしたときでも、コンピュータ将棋側が即指しした場合と少し待ちを入れた場合では、待ち時間があったほうが人間の勝率があがるそうです。相手が早指しのときに釣られない練習も必要かもしれません。
昼休みはチャーリー多幸寿へ
予選落ちしてしまったので外に昼食。徒歩10分ほどで行けるパークアベニューのチャーリー多幸寿へ。この会場での定番ですね。
こちらも定番のタコス三種セットをいただきました。
戦い終えて
D級参加の方がついにC級昇格ということで祝勝会。「四間飛車から中飛車に変えたらなぜか勝てた」とのこと。四間飛車党としては複雑な気持ちですが、戸辺先生のDVD本の素晴らしさを再認識させられました。
棋書を追うのは初心者には難しいので、DVDの方が良いのでしょうね。各種戦型ごとのDVD本が出てくれば初心者の助けになるかも。
今大会の参加者は代表31名、S級16名、A級16名、B級26名、C級23名、D級25名の計137名。春休みということもあって参加が多かったようです。
次の大会は?
次回は4月7日にアマ竜王戦が行われます。会場は今回と同じく沖縄市立中央公民会地下一階(沖縄市民会館隣り)。その後の一般向けの大会は6月23日のアマチュア名人戦になります。
例年4月末には全宮古少年少女将棋大会が行われます。また5月には小中高校生向けの大会が予定されています。詳細は「沖縄将棋大会情報」をご参照ください。
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