第72回全日本アマチュア名人戦沖縄大会に参加しました
2018年8月5日に行われた全日本アマチュア名人戦沖縄大会に参加しました。大会の全結果は既に「【将棋大会の結果】アマ名人戦の結果: 沖縄将棋＠支部連合会」、共催の沖縄タイムス8月6日紙面に掲載されています。
本大会は日本将棋連盟主催、全国地方新聞社後援、共同通信社協賛の棋戦です。県予選は沖縄タイムス共催。沖縄県代表予選を勝ち抜いた代表選手は、９月８〜１０日に東京で開かれる全国大会に県代表として派遣されます。4年前の第68回大会では、沖縄代表の城間さんが県勢初の日本一になっています。
当日朝
午前の部は93人参加（代表26,S19,A18,B30）。藤井ブームだった去年と同じ人数です。沖縄市開催なので人数は減るかと思ったらそうでもない。以前と比べると小学生ぐらいの子供が増え、平均年齢が下がったように感じます。各地にサークルも増え、将棋が定着しているのでしょう。指導者の方々の尽力の賜物だと感じます。
開会式挨拶時に琉球支部主催「将棋女子イベント」の案内がありました。2018年9月2日、那覇市安里のほしぞら公民館にて開催されます。詳細はLINEにて下記QRコードを参照ください。
交流を目的としたイベントで、初心者講座も開催されます。詳細は後ほど本ブログでもご案内いたします。
予選リーグ一回戦
不戦勝を引いたので他の方の応援と情報交換。久しぶりの大会ですので、話も弾みます。
予選リーグ二回戦
振り駒の結果、後手番。相振り飛車になり先手三間飛車・後手向飛車になります。この戦型は後手の上に角道を止めるので、先攻されてそのまま負けてしまうパターンが多いです。勝率もあまり良くないのですが、他の戦法もうまくいかないので仕方なく採用しています。
案の定、相手の方は美濃囲いから速攻してきます。こちらは金無双から矢倉っぽく組み替え、中盤はなんとか駒得に持ち込めました。そのときに玉の近くに垂らされた歩を払っていれば何でもなかったのですが、攻めを焦ったら大反撃を喰らいました。
下記は投了図。垂らされた☗8四歩がそのまま残っています。これを拠点にお替り攻撃を喰らい、最後は挟み撃ちされて負けました。局後の感想戦でも、この歩を払っていればどうだったかというお話でした。焦ってはいかんですね。
0勝1敗1不戦勝。
予選リーグ三回戦
またしても後手番。四間飛車対抗系になります。相手の方は4筋・5筋に銀を並べてきました。4五歩早仕掛けに似ているのだけど、もう少しゆっくりした攻めです。この形は2枚銀の厚みのせいで飛車が捌けないのが難点。案の定、ジリジリと押されて8筋を突破されてしまいました。仕方ないので、飛車を6筋に転戦。角を強引に捌いて、銀の裏から攻めます。
中盤やや悪かったと思うのですが、こちらの強引な攻めが通ってしまい、相手の玉頭から攻め潰してしまいました。6筋は居飛車玉に近いので攻めが厳しいのかな？
これで1勝1敗1不戦勝。不戦勝のおかげで予選通過です。
昼休み&決勝リーグ1回戦
午前中の対局が長引いたので昼食はパス。昼食写真を期待されていた方ごめんなさい。
決勝リーグはいつも練習対局をしている棋友と当たってしまいました。「なんというクジ運だ」などと言いつつ対局。いつものように相振り飛車になり、ひどい負け将棋に。動揺して棋譜写真を取り損ねたので、棋譜はありません。悪しからず。
相振り飛車は進化が激しくて、追いつくのが大変です。戦型のバリエーションも豊富なので、棋書を選ぶのも大変。
午後の部&余談
午後の部は60人参加（C27,D33）。女性比率が少し高くなったように感じました。これまでの将棋ファンよりも広い層に普及しつつあるのかもしれません。
合計153人の参加。去年の169名には及びませんが、沖縄市会場の大会の新記録です（たぶん）。子供が多くなると保護者の方も増えるので、そろそろ会場が手狭に感じます。会場内に入りきれずに廊下で待っている保護者もいらっしゃいました。もう少し広い会場が必要ですね。
S級決勝1回戦で当たった棋友は、その勢いでS級優勝してしまいました。いつも将棋の相手になってくれる中学生もB・D級で優勝。おめでとうございます。私もあやかりたいものです。
次の大会は？
8月はイベント・大会が目白押しです。詳細はわかり次第、「沖縄将棋新着情報（将棋大会日程など）」に掲載します。
- 未来屋書店 第1回体験する将棋(2018/8/19 11:00-)
- 沖縄県支部対抗戦（団体戦）(2018/8/26)
- 第1回 石垣市長杯将棋大会(2018/8/26)