将棋世界2017年1月号は四間飛車特集
特集講座が「好きさ!ノーマル四間飛車 ―居飛穴なんて怖くない―」。四間飛車党なら買うしかないですな。
将棋世界は沖縄では発売がかなり遅いので電子書籍(Kindle)にて購入。Kindle版は紙よりも2日遅れですが、沖縄ではそれでもKindle版が早い。
藤井先生が銀河戦優勝したタイミングでの四間飛車特集なのですが、残念ながら藤井先生の記事はありません。
(NHK将棋講座12月号には藤井先生の記事があるんですけどね)。
特集の目次
好きさ!ノーマル四間飛車 ―居飛穴なんて怖くない―
Chapter1 「教えて! 大介先生」 ―四間飛車の疑問を豪快解説―
講師/鈴木大介八段 生徒/中村真梨花女流三段
Chapter2 「石井流 ノーマル四間の居飛穴退治」石井健太郎四段
Chapter3 四間飛車激闘自戦記「側面攻撃が奏功」窪田義行七段
Chapter4 四間飛車次の一手 出題/藤倉勇樹五段、森 信雄七段
この他にも連載講座が『大山将棋強さの秘密 最終回「生涯現役 晩年の名局」』。こちらも四間飛車の棋譜が載っています。
「教えて! 大介先生」 ―四間飛車の疑問を豪快解説―
鈴木大介先生は居飛車穴熊に組ませて戦う四間飛車党なのですが、この講座では急戦対策が主になっています。各急戦への対策が端的に纏められていて対局時の指針になります。大まかな方針を書いた書籍はあまりないのよね。
59ページの「急戦の万能薬7八金」は四間飛車党は一度は通る道。確かに良いんだけど、金が離れるのがなあ。藤井先生も四間飛車の急所 (4) 最強の4一金型で左金保留型を書かれていますけど、いざ実戦で指すと難しいのよね。
「石井流 ノーマル四間の居飛穴退治」
私は藤井システムが好きなのですが、序盤の駆け引きにより穴熊に組まれてしまうこともあります。そんなときのために鈴木先生の本も読んでいるのですが、どうもうまくいかない。本講座を読んでも相手の穴熊が硬く見えて…… 指しこなす本のような一問一答形式で書籍出して欲しいです。
四間飛車激闘自戦記「側面攻撃が奏功」
窪田義行七段の記事。実際に並べながら読んでいくつか自分では思いつかない手があって参考になった。昔は窪田流の金銀が上に行く手が慣れなかったが、駒落ち上手を持つようになってからはあまり違和感を感じなくなったし。
四間飛車次の一手
四間飛車でありそうな局面の次の一手。初級・上級各11問。初級はまだしも上級はかなり難しいと思った。しばらくは並べてみて勉強したいと思う。
この問題集、書籍化してくれないかな。100問以上あればかなり勉強になると思う。
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