シチズン対局時計(ザ・名人戦 DIT-40)設定メモ

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将棋大会でも使われている対局時計(Citizen DIT-40)の設定メモ。

この時計は設定方法が直感的ではない上に添付マニュアルがわかりにくくて困りもの。
(しかもビール飲みながら設定するから余計に迷う)

シチズン対局時計(ザ・名人戦 DIT-40)



設定方法

  • TIMEを押してルールを選ぶ
  • ジョグダイヤルを回して時間を選び、押す

設定完了後の操作

  • 電源ON/OFF → 電源ボタン長押し
  • 対局終了後から新規対局 → CANCELを押す
  • 対局の途中中断 → PAUSEを押す
  • 途中中断から新規対局 → PAUSEを押してからCANCEL長押し

設定を確認する方法

電源投入後に表示されます。
スマホで写真を撮っておくといいと思います。

20151201-chessclock-1

ルール2の設定について

ルール1は使った時間の合計が設定した持ち時間を超えたら負け。わかりやすいです。

ルール2の場合は、上記ルール1の動作に加えて考慮回数・考慮時間の設定が追加されます。

持ち時間を超えた後に考慮時間以上考えると、考慮回数が1つ減ります。考慮回数を使い切ると負けです。考慮時間内であれば、考慮回数は減りません。

例えば考慮回数1回・30秒を設定した場合、持ち時間を使ったら即座に30秒の秒読みになります。

NHK杯の考慮回数の考え方と違いますし、NHK杯のように考慮時間(1分)と秒読み時間(30秒)を別々に設定することもできません。

NHK杯に似せて設定するとすれば、例えば 持ち時間10分秒読み30秒・考慮時間30秒10回にするとして、本機を持ち時間10分・考慮時間30秒・考慮回数11回にするぐらいでしょうか。
(考慮回数が10回ではなくて11回になるのは、秒読みの分が1回としてカウントされるため)

設定例(PDF)

あまりにも面倒くさいので設定方法のPDFを作成しました。沖縄県内の将棋大会でよくある設定(持ち時間10分、切れたら30秒の秒読み)です。この場合はルール2、10分、考慮回数1回、秒読み30秒と設定します。


旧機種(DIT-30)との比較

県内の将棋大会で使われている旧機種(DIT-30)の写真です。
20151201-chessclock-3

マニュアルはDIT-40よりも非常にわかりやすいですね。しかも、こちらはNHK杯のような設定も可能のようです。なぜこの機能が削られたのだろう?

DIT-30,40のマニュアルを比較すると、DIT-40の設定がわかりにくい理由がわかります。

DIT-30に存在した秒読みと考慮回数の機能が、DIT-40では考慮回数・考慮時間に統合されて別物になっているにも関わらず、マニュアルでは旧用語をそのまま使っているのが敗因です。

また、DIT-30はルールが細かく分かれているため設定例はあまり必要ではない(ルールの表示記号を覚える方が大変かも)。DIT-40はルールを統合したために利用者側が細かく設定を考えないといけない、にも関わらず設定例が書かれていない。マニュアルは58ページ(DIT-30)から28ページ(DIT-40)と半分以下になっています。

DIT-30のルールごとに、DIT-40ならこう設定する(あるいは設定できない)という設定例をつけるべきでしょう。紙の説明書を増やしたくないならWebでもいいから。

参考リンク