第43回沖縄県高等学校文化連盟囲碁将棋夏季大会を見学

2019/05/24沖縄の将棋大会

2019年5月18日に行われた、沖縄県高等学校文化連盟(高文連)主催の第43回沖縄県高等学校文化連盟囲碁将棋夏季大会を見学してきました。高文連は文化系にとってのインターハイ的な大会で、囲碁・将棋大会も毎年二回開催されています。高文連に加盟している学校の学生が参加できます。

今大会の成績上位は、男女団体各1チーム・男女個人各2名、計10名が佐賀県で7月末に行われる第43回全国高校総合文化祭囲碁・将棋大会に派遣されます

(成績上位者に与えられる賞品)


会場

会場は最近恒例の那覇市小禄の沖縄産業支援センター大ホール。会場は新しく、駐車場も広いのでこの手のイベントには便利な場所です。同じ建物にコンビニもあり昼食の心配がいらないのも利点です。

金城(かなぐすく)バス停下車徒歩3分。ゆいレールの最寄りは小禄駅から徒歩15分なので、バスの方が楽です。


大会雑感

沖縄タイムス記事によると参加者は囲碁21名、将棋96名の参加。今回は将棋に比べて囲碁がずいぶん少なく感じました。

高文連の会報から過去の参加人数を調べてみると、おおむね囲碁は20〜40名程度、将棋は30〜100名程度の参加があるようです。囲碁は少ないながらも固定的な参加者があるけど、将棋はその時々の流行りで人数が増減しているような印象を受けます。

以前は女子の参加者が少なく、出場すれば成績上位(県外派遣)が狙いやすい大会でした。しかし、今回は女子個人7、団体4の参加があり、ある程度の棋力が必要になっています。裾野が拡大し、レベルが上がっているのは大変よろこばしいことだと思います。

なお、本大会は初心者向けは級位認定戦があり、将棋初心者でも参加しやすい大会です。一般の将棋大会では、どうしてもガチ勢が参加者の大半を占めるため初級者が参加しづらい面もありますが。本大会には初級者も多く参加しており、競技人口の拡大に貢献しているように感じます。また、女子団体戦は敗者復活ありのトーナメントが行われ、最低でも2戦はできるように配慮されていました。

お隣の囲碁界では時々「級位認定戦」という大会を行なっていて、あれも良い仕組みだと思います。将棋界も初級者が気楽に参加できる大会が増えることを望みます。

(大会運営規定が掲示されているのは実に素晴らしいです)


追記

2019年5月24日の琉球新報朝刊にも記事が載りました。こちらでは参加人数は囲碁21人・将棋93人となっていて、将棋部門の人数が異なります。私が当日会場で撮影した写真では、将棋団体男女が13+4チーム(計51人)、個人男女8+7名、級位者28名で94名なんですよね…… 謎すぎる。

級位部門が29名の事前申し込みに対して28名参加で1名の誤差があるのですが、それを足しても95名。団体戦で2名で戦ったチームがあるのか??

琉球新報のバックナンバーの入手については下記ページを参照ください。

リンク

冬の高文連大会は例年10月ごろの開催です。これから部や同好会を作っても間に合いますので、高校生のみなさん頑張ってください。

沖縄の将棋大会

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