第8回琉球銀行杯新春将棋大会に参加(その2)

2018/01/09沖縄の将棋大会

前回記事はこちら「第8回琉球銀行杯新春将棋大会に参加(その1)」。設営も無事に終わって、S級予選に臨みます。

今回S級参加者41名。12リーグもあります。本大会は県代表戦がなく、帰省中の強豪もいるので普段にも増して激戦区です。

(S級の対戦リーグ表。D級は16組まであった)



予選リーグ一回戦

前大会で当たった強豪とまたもや当たってしまいました。前回は序盤で大ポカをして悪いまま終わったので、今回はミスをしないようにと意識しすぎたのがいけなかった。

先手番で7六歩3四歩6六歩3五歩の出だしから、先手向かい飛車・後手三間飛車の相振りになります。相手の駒組みは中住まい風。相振り飛車では飛車先や端から攻めてくることが多いので、戦場から玉を離すのは合理的です。中住まいにして飛車先に金銀をもってこられると非常に攻めづらい。

攻めづらいどころか、序盤でうっかり桂馬をタダ取りされて、そこからも上手に攻められて一人終盤状態。反攻の糸口すらないので中盤で投了しました。

(投了図。なすすべもないです)


序盤のうっかりの時点でキズを最小限にしていれば、まだまだ指せたかもと観戦者から教えてもらいました。確かにそうなんだけど、その時は気がつかなかったなあ。意識しすぎてたのかもしれない。

負けて0勝1敗。3人ブロックなので不戦勝がついて1勝1敗になります。
(不戦勝の仕組みについては https://twitter.com/kamosawa/status/940098366096076801 のスレッドに詳しい)

予選リーグ三回戦

不戦勝がついた2戦目。先手。またしても向かい飛車・三間飛車の相振りの形に。相手の方が穴熊にしてきたので端から猛攻します。

かなり無理攻め。こちらの☗9三飛成に☖9二歩と受けられたところで悩んで、☗9四歩と受けたところで観戦者の息を飲むような雰囲気が伝わってきます。飛車取られるよりも攻めが切れるのが怖い。

ようやく詰めろをかけて相手に手番を渡したら、そこから大逆襲されました。駒を渡しすぎてるので仕方ないですね。終盤は指運があってこちらの玉が詰まなくなって勝ちになりました。

(終局図。こちらの玉が逃げ回った後が伺えます)


これで2勝1敗で予選通過です。新春将棋大会は相性がいいような気がする。

昼休み

最近恒例のメンデスに行きました。近いし美味いし良い店なんだけど、そろそろ他の店も開拓したいところです。近所のお店教えてください。

(ワンタン麺)


(同行の方が注文した「おーこタンタン味噌」。真っ赤です)


決勝トーナメント一回戦

後手番。相手が角道を止めてきたので三間飛車にします。なかなか飛車先を突いてこないので、こちらも玉を固めていたら上部に厚い形してきました。どうやら引き角から斜め棒銀風に攻めてくる気配です。

こちらは高美濃まで組んだのですが、飛車先突破は無理そうなので相手の玉頭から襲い掛かります。後半は玉の近くに2枚も歩を垂らされて生きた心地がしなかったのですが、なんとか一手差で逃げきれました。


決勝トーナメント二回戦

今までS級の決勝トーナメントは全て初戦敗退。初の2回戦進出です。2回戦の対局相手は前々から良く知っている小学生。最近は勝たせてくれませんが、良い勝負を目指して対局開始。

後手番。四間飛車対57銀左急戦。なけなしの金を二枚打って飛車を押さえるつもりが、そのまま遊び駒になって負けてしまいました。局後いろいろ教えてもらいました。次回はもう少し将棋になるように勉強しておきます……

トーナメントなのでこれで対局終わり。4戦2勝2敗です。二回戦まで進んだのは我ながら上出来です。

続き: 第8回琉球銀行杯新春将棋大会に参加(その3) | ず’s 将棋

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