さなる杯第43回小学生将棋名人戦を見学

沖縄の将棋大会

サークルなどで顔なじみの子も多数参加する「さなる杯第43回小学生将棋名人戦沖縄県予選」を見学してきました。来年度開催される全国大会の優勝者はほとんどがプロ棋士になっており、将棋少年・少女の登竜門的な大会です。

(会場の宜野湾市社会福祉センター)

対局開始まで

当日は、凍えるぐらい寒かったです。見学に行かずに布団にもぐっていようと思うぐらい。それでも何とか起き出してぷりうす号にて会場へ移動。

(会場設営のお手伝い。身体を動かしても寒かった)



今回も通常大会と同様、2勝通過リーグ予選+決勝トーナメントの形式です。

予選リーグ

小学生同士の対局はとにかく指し手が早い。有段者になると長考する場面もありますが、級位者同士の対局はあっという間に進行していきます。予選は10時半ごろ始まりましたが、11時を回るころには既に2連勝通過者・2連敗敗退も出現。

今回も指導対局コーナーが設けられましたが、予選敗退者のほとんどはそのまま帰ってしまったようです。せっかく日曜日の朝から来たのに実質1時間ほどで帰ってしまうのはもったいないように思います。
(会場が寒かったから、早く家に帰りたかったのかもしれません)

予選通過者も午後の対局は1時ごろ抽選なので、長ければ2時間ほど待つことになります。子供は待つことになれていないので、何かイベントが行えると良いのですが。

昼食休憩

会場近辺の食事処を探したのですが、結局いつものピザハウスJrに行きました。ここは美味しくてお気に入りの店なのですが、そろそろ新しい店も開拓したいところです。土地勘のない場所なのでなかなか探せません。良い店があったら教えてください。

(サイコロステーキ)


決勝トーナメント

決勝トーナメントは、さすがに上級者も多いので少し時間がかかりますが、それでも15時には決勝戦開始。対局者の普段の棋風から相居飛車か対抗形になると予想していましたが、意外なことに相振り飛車に。

昔、藤井システムが一世を風靡していた頃に、居飛車党同士の対局が相振り飛車になることがありましたが、今回もそのような選択なのでしょうか。私もよく遭遇する戦型ですのでハラハラしながら見守っていました。

途中、素晴らしい歩の手筋が出て驚愕。私には打てない歩なので、大変勉強になりました。

雑感

今回は54人の参加。去年が58名なのでやや少なめ。藤井ブームの影響で将棋を指す子供が増えているので、参加者はもっと増えても良いように思います。当日は非常に寒かったしインフルエンザも流行っているのも影響したのでしょうか。

なお、本大会はクラス分けをしていないので、初級者が参加しづらかったのかもしれません。いきなり有段者・上級者と当たって為すすべもなく2連敗は大人でもきついもんね。参加者拡大のためにも沖縄でもクラス分けをするのは一考だと思います。

ちなみに千葉県・大分県の大会は代表クラス以外もクラス分けし、代表戦以外は6年生も出られるようにしています。これは良いアイディアだと思います。他の県でも名人クラス・交流クラス等とクラス分けを行なっているところが多いです。

(なお、クラス分けを行なった場合の賞品や昇級・昇段規定をどうするかなど考慮すべき点は多数あると思います)

次回大会予定

2月25日(日)に第40回全国アマレーティング選手権沖縄予選が予定されています。例年は3月に久留米王位戦、4月にアマチュア竜王戦、5月には小中高の学生大会が開催されています。

5月は小中学校団体戦もありますので、早めにメンバーを集めましょう。意外に面子集めには時間がかかります。

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