[書評] Sports Graphic Number 1010号 藤井聡太と将棋の天才

2020/09/10書籍

スポーツ雑誌 Number 1010号の将棋特集は、なんと再重刷がかかる大人気だそうです。そろそろ沖縄にも入荷するころだと思いますが、待ちきれないので Kindleで買ってしまいました。いや、実に面白い。これは増刷かかるわ。A4変の大きなカラー写真がふんだんに使われているのに将棋世界よりも安いし(640円税込)。



将棋界全体に目配りされた良特集

目次は文芸春秋社のサイト(藤井聡太と将棋の天才 – Number 1010号 – スポーツ総合雑誌ナンバー)にあるので、そちらを参照ください。

どの記事も見開きの大きな写真から始まっていて、見応えがあります。紙版も買って壁に貼りたくなるほど。なお将棋の図面はほとんど出てきません。将棋・勝負の面白さや棋士の人間性に焦点を当てていて、読む将向けです。

どの記事も読み応えがあるのですが、そのなかでも面白かった記事をいくつか紹介します。

陰の演出家文◎内田晶 棋士を支える呉服店

棋士が対局の際に着る着物についての話。初心者の見る将が知りたいポイントをちゃんと押さえています。あの棋士の着物の秘密も。

(ところで沖縄出身棋士が誕生したら、着物は琉装になるのだろうか?)


プロフェッサー解説文◎勝又清和 天才が切り拓いた矢倉新時代

ここだけ将棋世界テイスト。図面バリバリ出てきます。しかしそれが良い。他の記事は将棋がわからなくても楽しめるのに、1つだけガチ記事を入れているところに「編集部わかってる感」あります。




藤井八段が表紙に使われていますが、藤井一色ではなく、将棋界全体に目配りの利いた記事群でした。欲を言えばアマチュア棋界の話も欲しかったけど、それは次回に期待。

在庫状況

記事を書いている時点ではジュンク堂那覇店は在庫×になっていました(Sports Graphic Number 2020年9/17号 – 店舗お取扱い状況)。台風のせい?

増刷かかっているそうですので、書店やネットに注文した方がいいのかも。

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