初心者向けの弱い将棋ソフトの紹介

2016/05/18ブラウザ将棋, 将棋入門

初心者の気持ちになることは 斯くも難しい」という記事にコメントをいただきました。
これには考えさせられました。

10枚落ちのこまおに60連敗し、意地になってすぐに本屋に行き、初心者の将棋本を買い、一年経ちますが平手のこまおに2割(に満たない)ぐらいで勝てる様になりました。


本記事は「こまおに勝つことは実は難しい(さらに弱い将棋ソフトの紹介)」を改題したものです。

初心者になったつもりで指してみた

最近、将棋を覚えたばかりの小学生と駒落ちで指す機会があり、そのことを思い出しながらこまおと指してみた。

利きの数だけを基準とし、垂らしの歩・合わせの歩のような手筋は知らないことにして、もし私が初心者ならどう指すだろうか? ここで、こう指したのはなぜだろう? と自問自答しながら何局か指してみた。

そして思ったのは「こまお強い」ってこと。こまおの指し手はほぼ乱数なのであっさり勝てる場合もある。しかし時には複雑な局面になることもあり、初心者が打開するのが困難になることもある。
なるほど、これは勝つのは大変だ。

実際「将棋 こまお 勝てない」を検索するといくつかの記事が出てくる。

将棋の遊び部屋

こまおよりも弱い将棋ソフトを探していたら 「将棋の遊び部屋」が最近公開されていたので試してみました。

こちらはこまおよりも弱いような気がします。駒の動かし方だけを知っている程度の強さ(弱さ?)。

20160518-shogi-1

強さは4段階から選べます。低レベルでは自爆手を指すので、攻めに困ることはありません。
(対局しすぎると自分が下手になるんじゃないかと不安になるぐらい弱い)

20160518-shogi-2

作者の方のブログに作った理由が書かれています。まったく同感です。

僕も小学生の時に将棋を覚えましたが、クラスに強い子がいて全然歯が立たなかったので「これはつまらない」と思って全く将棋をしなくなってしまいました。

今思えば駒落ちでもやっていれば違ったのかもしれませんが、子供としてはそういう目に見えるハンデに対して無意識に抵抗があるものなのかもしれません。
「負ける=つまらない」というのも短絡的ではあるものの、実際そこでやめてしまう子も多かろうと思います。

初心者向けソフトが増えるのは喜ばしいこと

2012年にこまおが公開されるまで、弱いソフトの代名詞はハム将棋だった。
ハムちゃんは可愛い顔をしているのに人類に700万回も勝っている強者だ。ハムちゃんに勝てなくて挫折した人も多い。

そのような方にも、これから覚える・再開したい方にも、これらのソフトと一度対局して勝つ楽しみを味わってほしいと思う。

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